秋の京都を歩いていると、お茶屋さんの店先から芳ばしい香りが漂ってきます。
京都のお茶といえば抹茶のイメージが強いですが、京都の暮らしに根付いているのは、普段使いの「ほうじ茶」や「番茶」。
肌寒くなってくる秋、温かいお茶🍵が恋しくなる季節にぴったりの雑学クイズ「秋編」をお届けします。
第1問:明治時代、京都の茶商たちが新しい名物として「ほうじ茶」を発明・普及させたと言われています。そのきっかけとなった歴史的背景とは何でしょう?
A.明治維新により幕府や武家の庇護を失い、高級茶(煎茶・抹茶)が余ってしまったから
B.外国人観光客向けに、コーヒーのような香ばしいお茶を作ろうとしたから
C.煎茶の製法が法律で禁止されたから
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⭕正解は、「A.明治維新により幕府や武家の庇護を失い、高級茶が余ってしまったから💦」
明治維新によって都が東京へ移り、お得意様だった公家や武士階級が京都を離れたことで、高級煎茶や抹茶の需要が激減しました。
そこで京都の茶商が「売れ残った古い茶葉を無駄にせず、美味しく飲む方法はないか」と試行錯誤し、強火で焙煎したのが「ほうじ茶」の始まりとされています。
第2問:京都の料亭や和菓子店🍡、また日々の食卓において、食中・食後のお茶として「ほうじ茶」や「番茶」が重宝されてきた歴史的な理由は何でしょう?
A. ほうじ茶・番茶は安価で、店が赤字になりにくいから
B. 焙煎によってタンニン(渋み)が減り、出汁や繊細な料理の風味を邪魔しないから
C.昔の京都では水質が悪く、強い香りで水の匂いを消す必要があったから
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⭕正解は、「B. 焙煎によってタンニンが減り、出汁や繊細な料理の風味を邪魔しないから」
京都の食文化の根幹である「お出汁」の繊細な旨味や、京野菜の淡い味付けは、渋みの強い緑茶だと口の中でぶつかってしまいます。高温で焙煎したほうじ茶や京番茶は、タンニン(渋み成分)やカフェインが減少し、口当たりがあっさりしており、料理の香りを引き立て、食後の口の中をさっぱりさせてくれるためだそうです。
第3問:京都や奈良で、古くから親しまれてきた歴史的ソウルフード「茶粥」。お米と一緒に炊き込むお茶として最もポピュラーなものはどれでしょう?
A.濃いめに入れた「抹茶」
B. 香ばしく煮出した「ほうじ茶」や「番茶」
C. 贅沢に淹れた「玉露」
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⭕正解は、「B. 香ばしく煮出したほうじ茶や番茶」
京都や奈良では、ほうじ茶や番茶を濃い目に煮出したお湯でお米をさらっと炊き上げます。渋みがなく香ばしいほうじ茶で作る茶粥は、さらさらと食べやすく胃に優しいため、朝の勤行(ごんぎょう)を終えたお坊さんや、朝早くから夜遅くまで働く商家の暮らしを支えてきました。
明治の変革期を生き抜いた茶商の工夫や、お出汁の食文化に寄り添ってきた「ほうじ茶🍵番茶」の歴史を知ると、店先から漂う芳ばしい香りがよりいっそう味わい深く感じられますね❗
抹茶スイーツもステキですが、普段の京都らしさが詰まった「ほうじ茶🍵番茶」は、日持ちも長く、軽量で京都土産としてもおススメです😀